よくある質問

パーマをかける時、値段で選んでもいいんですか?

あったかい日が続いて油断してましたが、世間は冬モードに入ってましたね!クリスマスツリーをそういえば出してなくて焦ります。

季節が変わったし、ヘアスタイルも変えてみようかなという方も多いのではないでしょうか?

イメージチェンジしたいけど、ばっさり切る勇気はないからパーマをかけてみようかなとか、年末までに美容室に行ってパーマをかけてきれいに、と思った時にまず知っておいて損はないことを書いてみます。

その1 松竹梅⁈

パーマ、今回のテーマでいうところのパーマはウェーブ、カールを出す巻き物タイプですが、ざっくり分けて2つあります。
『コールドパーマ』という”ロッド巻いて薬つけてまた薬つけてロッド外す”いわゆる普通のパーマと『デジタルパーマ』とか『ホットパーマ』などと呼ばれる薬をつけて流した後、電気のケーブルがついた熱くなるロッドで巻いて乾かして薬をつけるパーマがあります。イメージできました?

美容室に行ったら、普通のパーマにするか、デジタルパーマにするかはすでに自分の中で決まっているか、担当美容師さんに双方のメリット・デメリットを聞いてお客様自身で選びますよね?
これは正解です。自分で予算や希望のイメージで選べます。

その後、仮に普通のパーマにする事にしたとして、そこで、

Aパーマ ¥8,000 普通のやつ
Bパーマ ¥9,000 ちょっと髪にいいやつ
Cパーマ 10,000 かなり髪に優しいいいやつ
という感じのメニューを見せてもらい、
「この中から選んで下さい、おすすめはCの髪に優しいパーマです。」
と言われ、財布と相談して決めるのはひょっとすると間違いかもしれません。

パーマの種類は数種類あって、パーマ液の値段は例外もあるかもしれませんが通常は、パーマをかけるパワーが強いものが安く、マイルドになるほどトリートメント成分なんかも配合されて高いパーマ液という傾向があります。

財布と相談して、硬くてバージン毛の方がマイルドなコースを選ぶとあまりパーマがかからない又はすぐ取れてしまい、逆にカラーやパーマですでにダメージが進んでいる髪の方が、安いパーマを選ぶとチリチリになる、などまずいい結果が出ないです。

パーマコースの『松竹梅』をパーマ液の種類ではなくて、処理剤や添加剤やトリートメントの有無で設定しているのならまだ良いのですが、パーマ液をお客様に選をでいただく『松竹梅方式』は美容師も無駄に苦労をするしお客様もイメージ通りの仕上がりにならず、お互いに不幸な結果になるかもしれません。

ですので、パーマはパーマとして一律な料金にして、お客様の髪質を診てその方に合った薬剤を美容師が選びます。部分的にダメージが大きいときや、デザイン的に必要な場合は、部分的に薬剤を変えることもできて、良い結果が出しやすくなります。

その2 髪の傷み具合とパーマ

その1でも説明した通り、パーマをかけるときは髪の状態に合わせてパーマ液を使い分けます。
たとえば今までにパーマもカラーもした事がない方にはしっかりパーマがかかるようにある程度パワーがあるものを選び、2か月に1回かける方はかかりやすいので優しい薬剤でダメージを抑える、という感じです。

ある程度のダメージがあってもパーマ液の選択がうまくいけば良い結果が出やすいですが、傷みが激し過ぎると、パーマはかかっているけど髪を乾かした時にきれいなカールやウェーブを出すのが非常に難しいです。

ブリーチをしていたり、いつもホームカラーで間違った染め方をされている方はパーマがかけられないくらいの損傷毛になっていることが多いです。美容師に今までの髪歴史を聞かれたら覚えている限り全部伝えた方が、確実にいい結果になります。

パーマがきれいにかかる可能性があるかどうかの判断基準は濡らした時の髪の状態です。濡れてもコシがあるなら大丈夫ですが、テロテロしていて弾力が全くなければ、パーマをかけない方向を考えていただきます。どうしてもと言われればそれ用のパーマ液を使ってかけさせていただきますが、おすすめはしません。ダメージも進むし、すぐに取れます。

髪は皮膚など違い死んでいる細胞なので自己再生能力はありません。一度傷んでしまった髪は、どんなトリートメントや修復剤も対処療法でしかなく、切ってきれいな毛が伸びるまで待つしかありません。

ダメージがひどいけどパーマがかけたい、という方には、今までのカラーのやり方や、お家でのお手入れ方法を見直して、パーマがきれいにかかるくらいまで髪の状態が良くなるようにお手伝いをさせていただいておりますのでぜひご相談下さい。

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まとめ

パーマをかける時は自分の髪の状態にあった薬剤を使ってくれる美容室にお願いしましょう。

自分の髪の歴史は出来るだけ担当美容師に伝えましょう。

その上で「パーマはかけない方がいい」と言われたら髪が良い状態になるまで待ってみる、という選択肢もあると考えましょう。

一度傷んでしまった髪は皮膚のようには自己修復しないので必要以上のダメージを与えないカラーやパーマをしてあげましょう。

健康な身体ときれいな髪で年末年始を過ごしたいですね!

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